嘘告白されました。



は?



「いやいやいやいやいや。・・・え?」


「お化けは怖い。そもそも死んでしまったもので遊んだりしちゃいけないと思う。呪われるって。普通に呪われるって。俺、死にたくないっつの。まだまだ人生長いっての。しかも呪「1回黙ろうよ。」」


まだまだ語りそうな恭弥を静かにさせる。

てか、全然話の流れが分かんない。


「前、お化け屋敷が好き的な発言してなかったっけ?」

「あれは、う・そ。そう。嘘なんだよ。」

「なんのための?」


呆れた顔をして恭弥に問う。


「彼女にお化け怖いとか言えねぇだろ。
・・・今はしょうがなかったから言ったけど。」


そうだったのか。
いや、でもおかしい。


「あのね。あたしの記憶によると、寧音もお化け屋敷嫌いなはずなんだよ?
寧音がお化け屋敷行くわけないよ。」


あたしの記憶が間違ってるってことはないと思う。プロフィールを書いてもらったときに『嫌いなもの*お化け』って書いてあったから。


「よく気がついた!親友よ!あたしは恭弥に押し付けられてたのよ!酷い話よねぇ!」



・・・あぁ。そういうことか。


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