嘘告白されました。
_「降りるとき、頭、気をつけて下さいねー。」
観覧車が一周したので、降りる。
あたしたちの1つ後ろの観覧車に乗っていた寧音たちが降りてきてから、
『もう一回恭弥と乗ってきてもいい?』と聞いたところ、
寧音はキョトンとした顔をしたけど、小野寺くんは何かを察したのか明らかに何か企んでるような微笑みで『いいよ。楽しんできて。』と言ってくれた。
何を察したのかは気になったけど聞かないでおく。
そして今はまた観覧車に恭弥と乗っている。
あー。ドキドキする。
観覧車に乗ってから恭弥が見れない。
でも、恭弥が今、どんな表情をしているのかが気になって見てみる。
「・・・っ」
ドキッ
あぅー。視線が合った・・・。
あたし、赤面なぅです。
心臓がやばい。一生分の心拍数を使い果たしてしまいそうだ。