嘘告白されました。

「あのさ･･･」

ふいに恭弥が口を開く。

いきなり喋んないでよ。心臓に悪い。と、心の中で悪態をつく。


「な、なに？」

「もう･･･していい？」

「なななななな、な？何言ってんの？頂上まだでしょ？」

「“な”多すぎ。(笑)
てか、頂上する意味なくない？」

なくないでしょーー！ジンクスでは頂上でキスしないと駄目なんだよ！？


「まぁ。いいや。未来の許可なんていらない。」

意地悪くニヤッと笑いドS恭弥が顔を出した。


「いるよ！あたしの許可いるよー！」

「いい。許可いらない。
じゃあ、行くよ？」

勝手に決められてしまい、諦めてギュッと目を瞑る。