嘘告白されました。
「観覧車乗るのとか、ホントにいつぶりだろ?」
「そーいえば、最近遊園地とか来てないな。」
「だよねー!」
うん。そーゆうもんだねー
あ、そろそろ頂上だー!
・・・ん?
「どしたの?恭弥?顔、近くな_」
・・・え。
思考回路が止まった。
何かが唇に当たったよーな…
「うん。気のせいだね!」
だよね!?
「おい。何が気のせいだ。」
気のせいにしたかったんだよ!
これ、実はファーストキスだからね!?
貴重な乙女のファーストキスだからねーー!?
「両想いでもないのに何してくれちゃってんの!!?」
「えー?いいじゃん。
観覧車の頂上でのキス。
ロマンチックじゃんw」
・・・ふざけんなよ。
「さいてい。」
あたしは低い声でそう言った。