好きじゃないなんて言えない





ドクン、と心臓の鼓動が速くなった。



「んー?大当たりかな?」



するっと私と目線を同じにして、

彼の艶やかな黒髪が私の額に

当たりそうになる。



私は思わず目を背けた。



「っ…仕事中なので、っ」


そう言い捨てるとその場から

一気に駆け出した。


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