不良王子のぽっちゃり姫
途中でスーパーに寄ってお料理の材料を適当に買って、先輩の家に向かった。
ホタテにエビ、トマトにバジル。
先輩一体、何作るのかな♪
「お、お邪魔します」
「適当に座ってて、飲み物出すから」
うわぁ~、先輩ゼブラ柄好きなのかな?
実は私もゼブラ柄には目がないってくらい大好きなんだよね。
「先輩もゼブラ柄好きなんですか?」
「あぁ。でも姉貴に目がチカチカするから止めろとか言われる」
先輩も相当なゼブラ好きと見た!!
「私もゼブラ柄好きなんです、先輩と一緒で部屋中ゼブラだらけです」
「苦手な奴には落ち着かねーみてぇ」
そう言いながらスーパーで買ったアイスティーを、出してくれた。
喉が渇いていたので一気に飲み干した。
「それ香音に言われます」
視線を感じ、買ってきた食材を冷蔵庫に入れている先輩を見たら、
「部屋見過ぎ。飯作るから」
「ごめんなさい。ゼブラ可愛くて見惚れちゃって、私もお手伝いします」