不良王子のぽっちゃり姫
リビングのテーブルにサラダとパスタとグラタン並べてやっとご飯~♪
「「いただきます」」
んん~超おいしい!!
「アゲハはやっぱり旨そうに食うな。食ってる時が一番幸せそう」
最近思うんだ。
今までは確かに食べてる時が幸せだったけど、今は先輩の彼女になる事が一番幸せなのかなって思う。
今日なら…今なら言えるかもしれない。
「食べる事より…先輩の彼女になる方が幸せな気がする」
「えっ?」
頑張れアゲハ!もう少し!!
「私先輩の事好きです…先輩の彼女になりたいです」
キャー、言っちゃった。
先輩何も言わない…怖いよ何か言ってよ。
「ヤベー、マジ嬉しい。今更冗談とかいうなよ!!」
この反応は喜んでくれてる?
あっ、又手の甲で口元隠してる。
って事は照れてるんだ~♪
「先輩こそやっぱり止めたとか無しですよ!?」
「バカ。俺が、んな事言うわけねーだろ。記念日なるの狙ってレシピ調べたんだから」
本当に先輩の自信はどこからくるんだろ?