不良王子のぽっちゃり姫

わざわざ調べてくれたんだ…。
先輩はどこまで私を、嬉しい気持ちでいっぱいにするんだろう。

「今度は私が先輩に愛情いっぱいのお料理作りますね」

「楽しみにしてる」

先輩は本当に楽しみみたいで、顔をクシャっとさせて笑顔を向けてくれた。

「あの…私も頑張って早く先輩に追い付けるように頑張ります…」

「追い付く?」

「はい…、さっきの…あの、キスとかその先とか…」

「さっきも言ったけど無理するな。アゲハのペースでいい、待つって言ったろ?」

先輩すごい優しい目してる。
私凄い幸せ者かも♪

でも私なんかで先輩と釣り合うのかな?
周りの目とか怖いな…。

付き合ったばかりなのに、今からこんな事考えててもしかたないし、気にしない気にしない!!
先輩と幸せになるんだから!!
< 23 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop