不良王子のぽっちゃり姫

付き合って日は浅いけど、乙女心を解ってくる、こうゆうところが大好きで仕方ないんだよね。

「トマトクリームパスタと和風キノコパスタでございます」

「私トマトクリームです」

「俺キノコ」

「ごゆっくりお召し上がりください」

「「いただきます」」

大好きなトマトクリーム、凄い良い匂いで美味しそう!!
でも…和風キノコも絶対おいしいよね!!
パスタもピザみたいにハーフ&ハーフに出来れば良いのに。

「アゲハの事だから、俺のキノコパスタ食いたいんだろ?」

器用にフォークでパスタを巻いて私の前に差し出した。

えっ!?ここで!?

「食べたいけどここレストランだし、食べさせてもらうの恥ずかしいよ」

「とか言いつつアゲハこうゆうの好きだろ。食わないから俺食うぞ」

「待って!!た、食べる!!」

「フッ…初めから素直にそう言えよ」

やっぱり流季にはバレちゃうんだね。

流季の家ではあったけど、外で食べさせてもらうと言う、物凄い恥ずかしいけど、私にとっては凄い憧れだった事を流季のおかげで叶えて貰えて幸せ気分いっぱいだけど。午後予定変更って何するんだろう?
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