不良王子のぽっちゃり姫
恋する乙女
~アゲハside~
あれから麗夏さんと何回かメールをして、
今日は初めて二人で会う日。
待ち合わせ場所で待っていると、
遠くからでも分かるくらい、
綺麗な麗夏さんが歩いて来た。
「アゲハちゃんごめんね、待たせちゃった?」
「大丈夫です、私も今来たばかりなので」
「お茶でもしながら話そうか」
麗夏さんが良く行くと言うお洒落なカフェに着いた。
なに話すのかな?
ドキドキしちゃうよー。
「流季から私の事何か聞いてる?」
「麗夏さんの事…あ、昔太ってたって言うのは、聞きました」
「それなら話は早いわね。もしアゲハちゃんが少しでも痩せたいなら、私に出来る事なら協力したいの」
何で麗夏さんが協力してくれるんだろう?
「何で私なんかに?」
「アゲハちゃん顔立ちもハッキリしてるし、今の体型でもこんなに可愛いんだから、痩せたら本当に可愛くなると思うの」