不良王子のぽっちゃり姫

その後、麗夏さんとたくさんお喋りをし、
又会おうねと約束をしてお店を出た。

何時か確認するのに携帯を見ると、
メール5件、着信3件。

誰だろうと思ったら全部流季からだった。

《今日、姉貴と会うなら一言くらい言えよ》

《姉貴キツイ事言ってね?》

《電話くらい出ろ》

《まだ一緒?》

《一人になったら、即電話しろ》

ヤバイヤバイ!!
流季に電話しなくちゃ!!

急いで流季に電話をかけたら1コールが終わる前に、

「アゲハ遅せーよ!!ってか連絡くらいしろ。今まで姉貴と一緒だったのか?」

「あ、うん、そうだよ。心配かけてごめんね」

「フッ…本当にどうしてくれんだよ」

あっ、笑ってる、良かった怒ってない。

「流季心配し過ぎだよ」

「姉貴…大丈夫だったか?何か嫌な事言われなかったか?」

「大丈夫だよ、麗夏さん凄く良い人だったよ。仲良しになっちゃったんだから♪
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