不良王子のぽっちゃり姫

「マジかよ…」

流季にもう一つ言わなきゃ、ってか報告しなきゃだよね。

「あと流季聞いて!!私ダイエット始めることにしたの!!麗夏さんが協力してくれるって」

「…」

あれ?返事がない、聞こえてなかったのかな?

「流季?今の話…」

「はぁ!?」

えっ!?何か流季怒ってる?

「何で怒っ…」

「アイツが協力するって言ったのか?アゲハ凄ぇな!!お前相当姉貴に気に入られたんだな」

「私、麗夏さんに気に入って貰えたの?何だか良く解らないけど、嬉しい!!」

「ってかアゲハ今何処に居る?」

「ん~っと、麗夏さんが良く行くって言うカフェに居るんだけど、お店の名前が解らない」

これきっと英語じゃないよね?何語ー!?

「あぁ、多分解るからそこ動くなよ?今から迎えに行く」

流季は私の返事など聞かずに要件だけ言ったら電話を切った。

もうカフェ出たし今更戻るのもね…。
良いや、外気持ち良いしベンチで待ってよ♪
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