不良王子のぽっちゃり姫
「はい、分かってます。では、お言葉に甘えさせて頂きます」
本日二度目。
アゲハはポカーンと口を開けたまま固まっている。
「本当に流季泊まって行くの?私の部屋汚いよ?」
「アゲハの部屋のゼブラも見たいし」
「軽く片付けてくるから待ってて!!」
アゲハは慌ててるのか、走って部屋に向かった。
「流季君?アゲハ…最近いつも楽しそうなの、貴方のおかげよ、本当にありがとう」
「いいえ、俺の方こそ元気とか貰ってます」
本当にアゲハから俺の方が元気を貰ってると思った。
「アゲハが片付けてる間にお風呂でも入っちゃって?今丁度沸いたばかりなの」
「すみません、先に頂きます」
風呂に入ってすぐに思った、風呂にゼブラグッズが置かれている。
このシャンプーボトルのゼブラ良いな…。
ゼブラ好きの俺としては放って置けない。
早速風呂出たらアゲハに聞いて、
買いに行こうと思ったくらい気に入った。
ってか…アゲハの家に泊まるって…
俺、耐えられるのか?
頑張れ俺。