藍と碧
父親の突然の転勤で、まったく知り合いのいないこの街に住むことが決まったのはほんの1ヶ月前・・・

しかも今までは女子高だったのに、この街には高校が1校しかないため、強制的に共学高への編入となってしまった。

男嫌いというわけではないのだが、昔から男の子と話すのがあまり得意ではない私としては、この転校は憂鬱以外のなにものでもない。

『ちゃんと友達できるかな・・・』

明日の初登校を前に、早くも緊張でいっぱいいっぱいになってしまっていた。
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