藍と碧
翌日・・・

「え~、今日からこのクラスの一員になった成瀬藍くんだ。みんなよろしく頼むな。」

簡単な担任の挨拶に続いて、

「な、成瀬藍です。よろしくお願いしマス・・」

昨日から何回も練習した言葉なのに、どもるし声は小さくなるしで、私は真っ赤になってしまった。

「か~わい~い」

冷やかすような声に顔をあげると、後ろの席の男の子たちがこっちを見て笑っていた。
ますます真っ赤になった私に、担任の先生が何か言いかけた瞬間・・・
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