藍と碧
早川さんはサラサラのストレートロングヘアで、
女の私から見ても思わず見とれてしまうような美人だった。

「ちょっと碧~。さっきのかっこよかったよ~!!」

そう言って、早川さんは隣の男の子の肩をバンバンたたいた。

「なんだよ、うっさいなぁ。」

面倒くさそうに男の子は答えたけど、さっきのようなすごみはなかった。
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