怪盗×女子高生!!〜こんな恋ってアリですか!?〜
待って…………。
この商店街を今歩いているのは私だけだよね……………?
今、もう1つ、足音が聞こえたような…………………。
ドクンっドクンっ
「きっ、気のせいだよね………っ。」
あははと苦笑いをする。
パタパタパタパタ
さっきより、足早に商店街を歩く。
ヒタヒタヒタヒタ
私以外の足音が1つ聞こえる。
やっぱり気のせいじゃな……………!!
ガッ……………!!
鈍い音が薄暗い商店街に響く。
「………っう゛。」
ゴホゴホゴホ
お腹に激痛が走る。
私は激痛のせいで立つ事がやっとになり、その場によろめいた。
体中の血管がドクドクと脈打っている。