恋伝鳥!!!
ボコッ!!ガッ!!ドォォンッ!!!
「ゴホッ…は、はや…と…お前…ゴホッ……ハァ、ハァ……」
「ん?俺が強いって?はははっ!当たり前だよ、日向。あ、まぁ、最初は……」
隼人は、話してくれた。
全部、私が知らない全てを…。
『9年前に両親が人を殺してしまったと聞き、驚いた…。
そして、次の日に日向の両親だったと言われた…。
自分の親が日向にずっと土下座していて、日向と話しづらくなって、引っ越した。
7年後に帰った時、日向に会った。
その時までは、もう日向は忘れていると思った。
でも、するどい眼差しで睨んできた日向は、多分俺の両親だけでなく、俺をも恨んでいるんだろう。その眼差しからは、恨み以外に、悲しみと自分への怒りでみちあふれていて、日向は、自分を攻せめているんだろうと思った…
その時、日向に「戦え…ほら、戦おうつってんだろうが!!!」と、叫ばれ、ビックリした…。
昔と、一変してしまった日向。
俺達のせいなんだろう…。
悪いと思った…。
本当に、何で俺の親が偶然に殺してしまったのが、日向の両親だったのか…。
恨んで、恨んで、恨みまくった…。
自分の親を…。