恋伝鳥!!!

三章 ヒロとの恋

五強組に勝ったあの日から、数日がたった。
まだ、あの時の嬉しさは今も十分に残っている。
そんなある日、隼人に呼び出された…。
「何だ、隼人。急に呼び出して…。私はまだ、けがが治ってなくて休みたいんだ。」
「すいません、姉貴…。でも、どうしても話しておきたいことがあるんです!」
「何だ？」
「この空き地だとあれなんで、公園行きたいっす…」
「…？あ、あぁ、分かった。」
なぜ、隼人が私を呼び出したのか分からない。
それに、技を見てほしいのなら、さっきの空き地で良かったはずだ…。
「着いたぞ？話って何…」
その瞬間、隼人の唇が私に重なってきた。
「は、隼人！？何でだ!!なぜこんなことをしたんだ!!…話してくれ…」
私の頭の中は、隼人でいっぱいだった。
急に、そして私にとって、人生で初めての行動をとられて、びっくりして硬直してしまった。