恋伝鳥!!!
隼人に、辛い思いをさせてしまった…
その事が、私の胸を痛めた…
私もそろそろ、ヒロに伝えるべきかもしれない。
隼人のためにも…

-数日後-
私はいつものように、練習場へ向かった。
「あれ、ヒロは?」
「師匠は真さんのとこに行かれましたよ?なんか、『新技教えてもらってくる』とか、言って行かれましたけど…?」
あの日以来、隼人と気まずくなる事は一度もなかった。
むしろ前より仲良くなった気がする。
「あ、そーだ、この間言おうとしていたんだが、隼人、また上達したな。」
私は近くにあったパイプ椅子に座りながら、言った。
「ありがとうございますっ!」
「あぁ。もう少し、技を増やしてもいいな。今度真さんのとこに行ってこい。」
< 53 / 97 >

この作品をシェア

pagetop