お前は俺の…
マモルは俺の家まで送ってくれた


「明日は無理するなよ?」


コクリ


と頷いた


マモルはじゃあなと言って頭を撫でてくらた


今日はたまたま両親が家にいなかった


逆にいない方がよかったかもしれない


風呂にでも入ろ…


鏡の前に立った


無数の傷が付いていた


これはあの男達につけられたものだろう


嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ


どうして俺がこんな事に


もうこんな俺のことを嫌いになっちゃったよね…


俺は気づいた


俺はマモルのことが好きなんだ


マモル…


風呂なんか後でもいい


俺は携帯を取り出した


ピッピ


マモルに電話をいれた


プルルルル…プルルルル


『…もしもし?悠、どした』


「あのね…今すぐ家に来れる?」


『ちょっと待ってて』

20分後


ピンポーン


ガチャ


「いらっしゃい」


「どーも。」


俺はマモルを家の中にいれた


マモルにお茶を出し終わったあと


「で、悠どうした」


「え?」


「惚けんな。なんかあるから俺を呼び出したんだろ?」


やっぱり幼なじみというのは凄いものだ


何でもお見通しなんだから



「………あのね」
< 6 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop