trumpet×xylophone
あたしはその場から逃げて、6畳ぐらいの小さな音楽準備室に入った。
そして、うずくまって悔し涙を流した。
なんで?頑張ってるのに。
結果より、努力認めてよ。
結果ばっかり気にしてる璃那先ぱいなんかに、どうこう言われたくない。
ほんま、悔しい…。
―コンコン―
『入るで?』
ノックと共に、本条が入ってきた。
『来やんとって…。』
『泣いてるのんぐらい、わかってるから。』
本条は、あたしの隣りに静かに座った。