trumpet×xylophone
*響輝side
榴哉の事、障害の事、小浦に話したくなかった。
絶対、嫌われると思ったから‥。
でも話さな、小浦も可愛そうやし俺自身もしんどくなってきた。
だから、俺はゆっくり話し始めた。
んじゃあ小浦、顔色1つ変えずに聞いてくれた。
『ほんまの気持ち、聞かせて』って、言ってくれて、俺は正直びっくりした。
『キモい』とか『未練がましい』とか、言われると思ってたのに‥。
俺の事、ひとつも否定せえへんかった。
否定せえへんどころか、誰よりも俺の事、わかろうとしてくれた。