trumpet×xylophone

『ごめん。本条。
やっぱ‥あたし怖い。』


あたしは、ほんまの事を言った。


『んじゃあ、やめよか?』



『いいよ。続けて‥。』



『ううん。無理にいいよ。』



そういって本条は、優しく頭を撫でてくれた。


ふわっと、本条のシャンプーの香りがする。



『ごめん‥。』



あたしたちは、裸のまま、ふたりで1つのベッドに寝た。



お互いのぬくもり感じながら。




『今度でいいよな。』



『うん。ごめんな。』





あたしたちは、ゆっくり進んで行こうと決めたのでした。
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