trumpet×xylophone
告白を断ったあの日から、本条があたしからどんどん遠ざかっていく。
それはあたしの気のせい?
ううん。違うんかも。
いつもみたいに『部活行く?』って聞いてくれへんし。
むっちゃ寂しい。
いつの間にか本条の存在が、あたしの中ですごく大きくなってた。
これは気のせいじゃない。
教室で、本条が友達と話してる声を聞くたびに目がそっちに向く。
かなり意識してるなぁ。
やっぱりあたしは本条が好き。
好きやねん。
普通に好きなんとちゃう。
大好き。