恋のキューピットの願い
普通なら自分から女子のメアド聞くなんて絶対あり得ない。


誰が僕みたいなかっこよくもない凡人を相手にするのかと思ってただ見てるだけだった…今回は見すぎだったけど…


でも今回は違った…


後悔したくないと思った。自分の劣等感なんて忘れてしまった


そして…帰ってすぐ杠さんのメアド知ってそうな人にメアドを聞いた


夜8時…目をつぶって青い丸を押した…


それからずっと青い物体の前から離れないこと数十分…


ブーッ、ブーッ


……きた…


青い物体を開いた


〈五組の杠彩です。よろしくお願いします。何か部活は入ってるんですか?〉


よろしくで今日は終わるつもりだったんだけど…


でも話を向こうからふってくるとは…


〈バレー部に入ってます!先生すごく怖いです…杠さんはHL部(ウチの高校オリジナルの部なのでイニシャルで…)だよね?HL部って何するの?〉

〈ん~料理かな?
ごめんなさい…あの…ウチ規則的に返信できないことが多くて…〉


確かに返信は遅い…返信普通5分ぐらいじゃん?なのに杠さんは20分…


〈いえいえ。自分もよくあるので…(嘘だけど…)返信してくれるだけで嬉しいです。
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