恋のキューピットの願い
それから2日に1回のペースでメールした


自分ではかなりがんばってる


徐々に杠さんのことわかってきた気がする


でも…


僕たちは県内でもまあまあいい進学校


お勉強ができるんです…


だから集中できなくなった自分が嫌になった


そしてまさか…


1週間後メールするのを止めてしまった…


しかもずるい方法で…


〈電話していい?真面目に話すから〉


〈分かった〉


“もしもし?”


“もしも~し?”


“なんか直接話すの初めてだね…”


“そうだね~”


“では早速…


実はこの頃勉強に集中できなくて…


おれね…杠さんが好き…


ホントは付き合いたいけど…


勉強に集中します…”


“うん、がんばって”


“バイバイ…”


ピッ…


告白されたわけでもないのに勉強しないとだなんて…

僕はばかだ…
< 6 / 17 >

この作品をシェア

pagetop