恋のキューピットの願い
恋のキューピットの失恋
いつ頃だっただろう…


誕生日が過ぎた後だったな…


告白を決意した


〈夜電話します〉


とメールしておいた


やばいな…


勇気を振り絞って電話した

“もしもし?”


“もしもーし?”


“今日は塾だったの?”


“いや、今日は違うよ”


“あっ、そう…


では本題に入ります…


今から正直に今の気持ちを伝えるので聞いてください

℃¥$¢£%#&*@§☆

…杠さんは大切な人になりました


これから僕のことを好きになってくれればいいので、

僕と付き合って下さい!”

“いや、ダメだよ…そういうのは…”


“なにが?”


あせる自分…


“ウチホント人好きにならんったい…


ウチはやっぱりちゃんと好きにならないと付き合えないし…


もっと仲いい人いるし…


ごめんなさい!”


“うん…、わかった…”


“ごめんね…”


“いや、いいよ…杠さんのせいじゃないから…”


“うん…じゃあね”


“ばいばい…”


プーッ、プーッ…


向こうから切れてしまった

(フラれた…)


正直ショックだった…


学校を1週間休んだ


そのことを彼女は知らなかった…


< 9 / 17 >

この作品をシェア

pagetop