人生で2度目の恋は最初で最後
  







 



 『 ねえ 、頼飛会いたいよ っ.. 』


  今日は君がこの世を去った日
  私は、君と出逢った公園で
  もうに2度と叶わぬ現実に涙を流しながら
  雪が積もったベンチに座り
  夜空を見上げ、歌を歌う



 『  --- 君が笑ったら 嬉しい
      君が泣いたら 悲しい
      君を想う度に 
      胸が苦しくなる日々

      だけど、君はもう
      私の側に居ない
      どんなに゙会いたい゙と願っても
      帰ってこない君に
      夜空を見上げ
      ゙愛してるよ゛と呟くよ ---  』



  涙を服の袖口で拭いながら
  夜空を見上げ続けた


 「 悲しい歌 ..だな 」

  歌い終わり一息付いたところに
  低くどこか艶やかな美声が聞こえた


 『  へ っ? 』





 「 さっき歌ってた歌
  悲しい歌だけど、良い歌だな 」

  男は私が座るベンチの隣に座った


 『 へっ? そんなことないよ .. 』

  男の歌にたいしての感想に
  とぎまぎしながらも
  苦笑いを浮かべながら
  私は男の方へと顔を向ける

 






  
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