世界中で1人だけ -不器用な君へ-

「あははははっ、お前はー」

ふと2年生の教室から聞こえた爽やかな声

「楽しそうだなぁ…」

暖かくて優しい声…
何してるんだろ

キーンコーンカーンコーン

「あっ!まってー」

気を取られて忘れていた。
私は滑り込みで音楽室に入りなんとか間に合った。

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