大好きな君へ

クラス表。
聖斗は覚えてる?約束を…。

もう別れたのに…何を考えてんだろ?あたし。

約束なんてもう、はたされないのに。

「美夕夏♪同じクラスだよ☆3-D」

『嘘!』

あたしは、クラス表を見た。

あたしと加奈枝は、同じクラス。
高校最後のクラス。

あたしは、クラスの人の名前を全部みた。

あたしは、こんな運命が憎かった。どうして…

「美夕夏?」

『えっあっ。』

そこには…

「聖斗…と一緒のクラスになっちゃったね」

そう。聖斗となってしまった。約束通り、クラスがまた一緒になった。

『アハハ。気にしないでいいよ♪別に(笑)』

「(笑)教室行こう☆」

あたし達は教室に向かった。
あの日以来、教室に行くのが嫌だと思った。
葉月にいじめられた時以来。

「席遠くない?」

教室に入るとあたしと加奈枝の席は、すごく遠かった。

『最悪!』

「絶対、席替えの時近くしよ★」

『絶対する!』

その時、チャイムがなった。
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