大好きな君へ

『親父は物忘れかぁ?』

「はっ?じゃあ俺がお前と約束してた事、お前は覚えてるのかよ?」

えっ?約束って…

あれかっ!?

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『じゃあ、あたしは…聖斗とずっと同じクラスになる事をかける(笑)』

「何それ!?」

『だってずっと一緒のクラスだったし、なんかあたしがかける事ってないんだもん(笑)』

「うわー。でも、それなったらすごくね!(笑)」

『でしょ?だからあたし、これにかけた★』

「なんねぇな!絶対に」


『そうだったら、それでいいもん〜今まで勝ってるから(笑)』


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これがあたしが言った、約束というより…かけ?だった。
だけど今のところ、大丈夫。

「でもすごくね?今のところ、一緒だしな」

だからね…。あたしあの時、変なかけしたんだろう?
今になっちゃ、恥ずかしくない?これ、あたしの中じゃ大問題だから。

『あたし絶対に勝つね★』

だったらあたしも、嬉しいけど。

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