大好きな君へ
あたしは、約束通り体育館に来た。昨日と同じ場所に行くと、
「約束守ったんだな」
聖斗がいた。
『まぁね。あたしはいい子だから』
「玄関にいたから、帰るかと思った」
あーそれは、
『加奈枝を送ってきたんだよ』
なんだろう…。今日の聖斗は。
教室にいた時も、なんかおかしかった。
昨日の時とはなんか…違う。
『なんか変!!ってか大好きなバスケして笑って来なさい!ほらっ』
あたしは、変な聖斗を押した。
「お前より変じゃねぇよ!まぁカッコイイ俺を見てろよ(笑)」
そう言って、聖斗は昨日みたいに走っていった。
――カッコイイ俺って。いつもカッコイイんだよ…聖斗は
そう思ったりしちゃって、それから聖斗がボールを触ってる時、聖斗がいつもの笑顔に変わって、なんかホッとした。
「ナイッシュー」
そんな事が聞こえると、聖斗がシュートをしていた。
――やっぱりスゴいね///