大好きな君へ
あたしが目を覚めると、聖斗はまだ寝ていて、その寝顔は可愛いかった。
あの寝顔は忘れないよ…。忘れられない…。
そしてあたし達はまた、いつもの日々に戻った。そして、大会近くなった聖斗は、夜練になった。
あたしは、レギュラーになったお祝いに、プレゼントを買いにいろんなお店にいった。
前は、ネックレスを買ったから次は…何を買おう?
あたしは迷いながらも、いろんなお店をみた。
可愛いもの。かっこいいもの。全て聖斗に合わなくて、どれがいいかわからなかった。
だけど、あたしは一件のお店に入った。
見回してみると、ミサンガがあった。そこに行くと、
【名前いり☆カップルに大人気】
と書かれていた。昔もこんなような言葉に、引っかかって聖斗と同じ物を買った。あたしは、そのネックレスを今でも身につけているんだ。
そしてあたしは、ミサンガを買った。
【seito・miyuka】
一生一緒にいれるように、願いを込めて…それを買った。
そしてあたしは、聖斗が帰ってくる時間になってあの公園で待っていた。