大好きな君へ
高校…
分からないけど、分からないけど来ていた。
「美夕夏か?」
それは、担任をしていてくれた先生だった。
そうだ…もうみんなは、卒業式に近いんだ。
「あれ?聖斗は…」
――聖斗…。
『聖斗は…病室。ねぇ先生…みんなは?』
「病室って…もしかして。朝のの事故って…」
あたしは、頷いた。先生はうつ向いて、あたしを教室に連れて行ってくれた。
――最後にもう一度…
あたしは教室に来た。
みんなは驚いていて、加奈枝が
「美夕夏?なんで」
そい言って笑っている。
――みんなお願い…
『みんな…最後に聖斗に会ってやって…。』
みんなはざわついた。
「聖斗君がどうかしたの!?」
『聖斗…が…植物…人間になっ…たの。最後にみんなに…会わせてあげたいの…お願い』
あたしは、このために学校に来た。聖斗の最後の思い出のために。
『お願い!!!』
あたしは頭を下げた。そして、上げるとみんなは笑って
「当たり前じゃん…聖斗は仲間だから」
「行こう…」
先生の許可で、みんなは病院に向かってくれた。