大好きな君へ
バスケ
今は春。
みんな恋をする時期。
そして、あたしも恋をしている…
それは…バスケ部の人で、中学校からのクラスメート。
あれから、5年たった今…
あたしは、その人を好きになった。
バスケをしてる姿を見て、バスケを近くで見て、あたしは彼を好きになった。
あたしの名前を呼んでくれた時、あたしは君を好きになっていたんだ。
「美夕夏…」
そう呼ぶ聖斗が大好き。
あたしを呼ぶ聖斗が…。
今のクラスは、聖斗と一緒。高校に入ってからも、あたしは聖斗と、ずっと同じクラスにだった。
中学から一緒だから、聖斗はクラス発表の時「また?」から高校に入ると同時に、「よろしくな」って言ってくれる様になった。
その時はまだ「好き」って思ってもなくて…それともあたしがただたんに、気づいていなかっただけなのかもしれない。
だけどあたしは、
あの時…
あの瞬間…
聖斗を好きになっていた。