大好きな君へ

『放して……放して!!!』

あたしは、加奈枝の近くに言って

『勝手な事しないでよ…』

そう冷たくあたって、加奈枝を置いて、屋上をでた。

加奈枝が助けてくれた。なのにどうして?
こんなに、やりきれない思いになってるんだろ?

加奈枝が嫌いな訳じゃない。なのに…加奈枝の強さがやけに、痛い。

あたしは、歩いて 歩いて…あまり、噂ではよくない場所へと来ていた。

ここが…逃げ場になる。

あたしはとっさに思った。そして…道をそれた。

< 34 / 201 >

この作品をシェア

pagetop