大好きな君へ
『放して……放して!!!』
あたしは、加奈枝の近くに言って
『勝手な事しないでよ…』
そう冷たくあたって、加奈枝を置いて、屋上をでた。
加奈枝が助けてくれた。なのにどうして?
こんなに、やりきれない思いになってるんだろ?
加奈枝が嫌いな訳じゃない。なのに…加奈枝の強さがやけに、痛い。
あたしは、歩いて 歩いて…あまり、噂ではよくない場所へと来ていた。
ここが…逃げ場になる。
あたしはとっさに思った。そして…道をそれた。