大好きな君へ

そのうちに、明日香とは意気投合して、近くのお店で服を買うことになり、明日香に案内してもらった。

「美夕夏これは?」

『可愛い★明日香は…これっ☆』

あたしと明日香は、次第に呼び捨てで呼ぶようになっていた。

「美夕夏はピンクが似合うよね」

『明日香は黄色だよね♪』

二人で服を選んで、店を出た。

今思えば、さっき偶然に出会った二人が知らない間に、服を選び合う仲になってるなんて、結構すごくと思う。

そして、さっきいた場所に来た。
そこの近くにある
【night】
と書かれたクラブに、あたしと明日香は入った。

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