大好きな君へ
「おかまいなく☆」
加奈枝が中に入っていく。
「ほらっ!美夕夏!」
『えっ?あっうん…』
あたしは戸惑いながら、体育館に入る。
今までは、中でなんか見た事がないあたし。
いつ帰ったらいいか、分からず部活が終わるまで、バスケを見ていた。
なんでいるのかな?あたし。
邪魔だよね?あたし…。ってか、あたしの気持ち気づいてたとかないよね?
「気づかれちゃったりして(笑)」
『嘘っ!?』
ってか、なんであたしの気持ちが分かったんですか?加奈枝さん?貴方はエスパー?
「嘘☆聖斗が気付いたらすごいでしょ?」
まぁそうですね。鈍感バスケ馬鹿な聖斗は…
『だろうね』
その時、
シュッー
聖斗が投げたボールがゴールに入った。
「よっしゃぁ」
そんな聖斗の声が響いて、ガッツポーズをしている。その後に続いて、いろんな人が叫んでいる。
――スゴーイ///
「カッコイイ★なんて思ってるでしょ?(笑)あたしは邪魔出来ないんで、あたしは帰るねo(^-^)o」
『えっ?』
加奈枝は「じゃっ」とか言って帰って行った。
あたしは一人で、聖斗を見ていた。