大好きな君へ
1日中、加奈枝の言った言葉に振り回された。
そして、あたしは一度家に帰り、着替えて明日香と待ち合わせの場所に行った。
『明日香!!!』
明日香はもう来ていた。
「美夕夏★遅いよ(笑)」
『ゴメン。着替えてたら遅くなっちゃて』
「嘘嘘。あたしも今さっき来たとこだし(笑)」
あたしは明日香と一緒に、またnightの中へ入った。
今思えば、なぜnightの中に入りだしたんだろう?
これが、加奈枝がいう違う世界…なんだと、まだあたしは気づかないままだった。
「美夕夏、学校でなんかあった?」
――えっ?
あたしは、急に明日香からそんな事を言われたから、びっくりして何もいえなかった。
だけど、明日香は笑って
「青春だねぇ」
とか言って笑わせてくれる。
『明日香は彼氏は?』
青春と言ったら彼氏。古臭いかもしれないけど、あたしは明日香に聞いた。
「家に行けばいるんじゃない?(笑)」
『うそーだって!学校辞めたのは、好きな人のせいみたいな事』
「付き合ってたからねぇ(笑)だから、いじめられたの」
以外な展開にあたしは、アタフタしている。そんなあたしを見て、明日香は笑う。