大好きな君へ

「何で泣くんだよ。美夕夏なんかしたっけ?」

聖斗…なんでそんなに優しいの?だからあの時、離れたくなくて、葉月にあんな事をしてしまったんだよ。

だけど、あたしは…甘えてしまった。


「だから★聖斗君のいうとおり!美夕夏は学校に来てくれたんだからいいの(笑)」

加奈枝…どうして、あたしを嫌いにならないの?あんな酷い事をしたのに。

だからあたしは…加奈枝を頼ったり、つかってしまうんだよ。

『ゴメン…』

二人は笑っている。クラスのみんなも、

「美夕夏泣くなよ☆」

「美夕夏来たってすげぇよ★クラスがやっと1つになったって感じじゃん」

って言ってくれてる。

あたし、やっぱり誰かに今でも、支えられてるんだね。

明日香。ありがとう…

明日香のおかげたよ。

あたしは、泣きやんでからすぐに、明日香にMailをした。

その返事は、

「美夕夏は光を見つけたんだよ★だから、闇に帰って来ちゃダメ」

それだけで、それから返事はかえってこなかった。


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