大好きな君へ
加奈枝はそう言って、明日香の事をあたしの親友として認めてくれた。
『ありがとう』
あたしは、加奈枝にはその言葉以外に見つからなかった。
「だけどMailの、闇に帰って来ちゃダメって言うのがなんか…おかしい」
――え?
加奈枝はあたしが思っていた事を指摘した。
『明日香なら、もっと違うMailがくるんだけど…もしかして!』
あたしは徐々に、明日香の事が心配になってきた。
「美夕夏…?」
あたしは、徐々に変な予感がした。
『あたし早退する!!』
そう言って屋上を飛び出した。
おかしいよ。やっぱり…一昨日、言った事と今日のMailじゃ…おかしいんだよ。
あたしは明日香の家に走った。走って走って、明日香が無事だって…確認したかった。