大好きな君へ
それは、明日香のお母さんだった。
『………はい。そうです』
明日香のお母さんは、泣きながらあたしに…
「ありがとう…明日香と友達になってくれてありがとう。美夕夏さんがいなかったら、明日香はきっと…。」
そう言うと、明日香のお母さんは手紙を出してきた。
「明日香の机に置いていったものなの、美夕夏さん宛で置いてあったから…読んであげて下さい」
あたしは、明日香の手紙を受け取った。
そこには、ぐちゃぐちゃになった、手書きの文字が。
そのまま、あたしは家に帰った。
そして、手紙を家で読むのを躊躇いながらも…
読んだ。