大好きな君へ
聖斗の練習試合も終わり、聖斗は着替えて走ってきた。
「ジュース☆」
来てすぐに笑顔でいう、聖斗にまたつられて笑ってしまう。
『はいはい★ジュースですね(笑)』
そう言って校門を出た。
前みたいに、バスケの話ばかりをする聖斗は、少しも変わらないなって思って、あたしは笑ってしまった。
「なんだよ!急に笑いやがって!そんなに面白いかよ!」
『アハハ。聖斗は変わらないなぁって…。昔と全然変わらないよ。』
「はっ?変わっただろ?昔より、かっこよくなったし(笑)」
自分で言って、爆笑する聖斗。でもね…聖斗は変わらないよ。あたしが変わっても、聖斗は変わらない。
『自分で言うなよ!まぁ美夕夏も大人の女になったし(笑)』
「どこが!?」
あたしの顔から足までみる聖斗。そんなに見られると…恥ずかしいよ///
『変態!』
あたしはそう言って、聖斗の背中を押してあの自販機がある、公園に行った。
その時も、聖斗は笑っていた。