大好きな君へ
「美夕夏もいいよね?X'mas♪」
『うん☆』
今年のX'masは、加奈枝と廉とそして…聖斗に過ごす。それだけであたしは、すごくは頭の中ではしゃいでしまった。
「俺ん家でいいんだよな?」
――えっ?聖斗ん家でやるの?
『聖斗ん家なの?』
あたしは、加奈枝の方を向いて言うと
「嫌ならお前は来なくていいよ」
「美夕夏は行かないのぉ?残念だな(笑)」
二人してあたしをいじめる。この二人はドSだよ!絶対に!心の底から言える。
『行きますから!』
そういうと聖斗は、あたしを見て手を出してくる。
――なんだ?この手?
「わかんねぇのかよ!プレゼントよろしくな☆」
プレゼント?あっそっか、X'masプレゼントか。
聖斗とX'masができる、そして聖斗ん家でX'masをやるって事しか頭ん中にはなくて、頭の中は、ぐちゃぐちゃになっていて、プレゼントの事なんか…忘れていた。
『嫌だから!まぁ聖斗が買ってくれるならいいけど♪』
聖斗は絶対に「嫌」っていう事なんか、知ってる。
「別にいいけど」
――えっ?えーー!?
『今なんて?別にいいけどって言った?』
あたしは、あり得ない聖斗の発言に驚いた。