大好きな君へ
X'mas
プレゼント買ってからのあたしは、日に日に【告白】をしたいって思うようになった。
『加奈枝…あたしX'masに聖斗に告るね…』
「えっ?うん♪頑張ってね☆」
加奈枝にそう言ってもらってから、X'masになるのは早かった。
早すぎるってくらい早かった。
学校はX'mas色に染まっていって、徐々にカップルも増えていった。
カップルが増えれば増えるほど、不安も大きくなっていく。
――なんか…怖いな。
そして、あたしが聖斗に気持ちを伝える日になった。