大好きな君へ
X'mas。
あたしは今、聖斗の家にいて、加奈枝と廉がいる。
――ヤバい緊張する。
あたしはそう思いたら、だんだん時間はすぎていった。
加奈枝は廉とベタベタしていて、あたしと聖斗はベランダで空を見ていた。
X'masってこんなに、幸せだと思ったのは初めてだったんだ。
『聖斗…プレゼント』
あたしは、恥ずかしくて空を見てプレゼントを聖斗に渡した。
「まじかよ☆覚えてられんじゃん♪」
『バカッ忘れないから!聖斗と違うんだから』
あたしがあげたプレゼントを開ける、聖斗を横目で見ながら、緊張した。
「まじで!なんだよ」
――なんだよって?何?
そして、聖斗があたしに箱を渡してきた。
『これ』
あたしはその箱を見た時、ビックリした。その箱は…あたしがあげたネックレスと同じものだったから。
「なんだよ。かぶってんじゃん(笑)」
『本当だ』
二人は顔を見合わせて笑った。
あたしはその時、決心をつけた。
ちゃんと今日告白するって。