大好きな君へ

X'mas。

あたしは今、聖斗の家にいて、加奈枝と廉がいる。

――ヤバい緊張する。

あたしはそう思いたら、だんだん時間はすぎていった。

加奈枝は廉とベタベタしていて、あたしと聖斗はベランダで空を見ていた。

X'masってこんなに、幸せだと思ったのは初めてだったんだ。

『聖斗…プレゼント』

あたしは、恥ずかしくて空を見てプレゼントを聖斗に渡した。

「まじかよ☆覚えてられんじゃん♪」

『バカッ忘れないから!聖斗と違うんだから』

あたしがあげたプレゼントを開ける、聖斗を横目で見ながら、緊張した。

「まじで!なんだよ」

――なんだよって?何?

そして、聖斗があたしに箱を渡してきた。

『これ』

あたしはその箱を見た時、ビックリした。その箱は…あたしがあげたネックレスと同じものだったから。

「なんだよ。かぶってんじゃん(笑)」

『本当だ』

二人は顔を見合わせて笑った。

あたしはその時、決心をつけた。

ちゃんと今日告白するって。


< 83 / 201 >

この作品をシェア

pagetop