大好きな君へ
「どうしたんだよ?急に?」
あたしは、聖斗に抱いてほしい。聖斗じゃなきゃダメなの。あたしを愛してる証拠がほしい…
『あたし魅力ない?』
聖斗は驚いていた。
「魅力がないはずねぇだろ」
聖斗はあたしの目を見て言ってくれた。
魅力がないはずねぇだろ。あたし、その言葉信じるよ。だから…
『あたしを抱いて』
そう言ったんだ。
案の定、聖斗はビックリした表情をしたけど、あたしを抱き締めて、ベッドにつれていってくれた。
――聖斗に抱かれるんだ
嬉しくて、嬉しくて、幸せだった。
「大丈夫。優しくするから」
そう言って、聖斗は強く抱き締めてくれて、そしてキスをしてくれた。
聖斗、あたしは聖斗を求めていたんだよ。聖斗がそばにいるだけで、十分なのにそれでも、抱いてほしかった。
そして今…あたしと聖斗は一つになった。
あんなに幸せって思ったのは、初めてで。こんなに一つになりたいって思ったのは…聖斗以外いなかったんだ。