大好きな君へ

見たくない…
聖斗…見たくないよ。

あたしは見てられなくなって、その場から走って逃げた。

あたしは、聖斗といたい。
あたしは、聖斗の彼女でいたい。
あたしは聖斗とまた…一つになりたい。


別れるなんて…したくないよ。

家に帰ってからあたしは、ずっと後悔をしていた。
なんで…あたしは、あの時聖斗から元カノを放そうとしなかったんだろう…


あれから、聖斗と元カノがどうなったなんか知らない。

あたしは…聖斗から電話が来てもMailがきても、見なかった。


そしてその日の夢は、あたしは聖斗と別れる夢だった。

「バイバイ」ってあたしに聖斗が言っている夢だった。

そして…あたしと聖斗は、離れ離れになる夢。


これが…あたしと聖斗の一回目の【バイバイ】になるなんて…


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