り☆birth彼女♪
第116話
テラーの本部のとある一室
私はその部屋のイスに座ってぼんやりと外を眺めている
そこそこに高い建物
そこからは死者の世界が一望出来る
「失礼します」
部下の死神が部屋に入ってくる
「…何かしら?」
「はい、副委員長がこちらの世界に入ったとの情報です」
「…もう副委員長じゃないわ?あの女はもうれっきとした犯罪者よ…我々に反逆したんだから」
「あ…すみません…!つい…」
「大体あの女は役職を嫌がって渋々に副委員長という役職を受けたんだからね」
「はぁ…」
「で、カルマの生まれ変わりのボウヤは?」
「はい、共に行動してる様です。カルマの女も同行しています」
「ふーん…」
私は頬杖をつく
「間違いなく、システムを破壊しに来たとしか考えられません」
「システムを破壊か…」
「どうします?」
どうするか…
あの女はしたたかで、計算高く冷静沈着…
そして、なによりその戦闘力の高さは極めて高い
「あの女はともかく、として…」
カルマだ
カルマを奪わないと私の計画は進まない…
「カルマを捕縛しなさい」
「カルマをですか?しかし、副委員長…あ、元副委員長がそばにいます…かなり難しい作戦かと」
確かに部下の言う通りだ
「その辺りは……そうね…マコトなら適任ね…」
「マコトなら…そうですね…彼女なら頭は切れます…早速連絡します」
部下がマコトに連絡を始める
「じきにこちらに伺うそうです」
「わかったわ…申し送りは私が直接やるわ…その方があの娘も喜ぶでしょ?あなたは下がりなさい」
「は…!」
そして、今いた部下と入れ替わりで呼びつけたマコトが入ってくる
「失礼しまーす♪」
「相変わらず元気ね…」
「えへへー♪だって委員長からのお呼びつけですから!それに私に重要な事を任せてくれるんですよね!?」
キャピキャピと喜ぶマコト
マコト…
見た目は茶髪でアクセサリーを身につけ、まるっきりギャルの女子高生
しかし、マコトはそこそこに使える
「でー、私にご用って何ですかぁ?」
「このボウヤを捕まえて来て欲しいの」
私はカルマの写真を渡す
「あら♪結構かわいー男の子♪」
「その男の子は…カルマよ…前に話したわよね?」
ーピクリー
マコトの顔色が変わる
「…へぇ…こんな可愛い男の子がカルマの生まれ変わり…」
「まだ完全には覚醒してないはずだから戦闘力は普通の人間と変わりはないわ」
「この子を捕まえれば良いんですね?」
「そう、それとこれ」
私はマコトにカルマの女の写真を渡す
「これは…?」
「カルマの女よ」
「この女の子はどうすれば?」
「……私達には特段必要は無いからね…好きな様にしなさい」
「ふふふ…分かりました…!」
ニヤリと笑うマコト
「あ、でも……副委員長…エリさんもいるんですよね?」
「ええ」
「エリさんかぁ…私苦手なんだよなぁ…性格キツイっつーか……ていうか、私じゃまともにやったら敵わないし」
「そこをあなたならなんとか出来そうだからお願いしてるのよ」
「そっか…ふふ♪何でもありですよね?」
ニヤリと笑うマコト
「えぇ…カルマを捕らえればね」
「分かりました…♪」
何でもあり
その言葉を聞くと嬉しそうにするマコト
「この女から…カルマを奪ったら楽しそう♪」
「ま、あなたに奪われたらショックでしょうね」
「あ、それってどういう意味ですかぁ?」
「そのままの意味よ…ていうか、カルマが一番ショックかもね」
そう、マコトには秘密がある
それにマコトの能力はかなり特殊だ
「ま、とにかく私は楽しませてもらいます♪」
ニコニコとするマコト
まぁ、マコトならエリの裏をかく事が出来るはず
とりあえずマコトに任せる事にする
エリ…
私に歯向かうとどうなるか
思い知らせてやるわ
私はその部屋のイスに座ってぼんやりと外を眺めている
そこそこに高い建物
そこからは死者の世界が一望出来る
「失礼します」
部下の死神が部屋に入ってくる
「…何かしら?」
「はい、副委員長がこちらの世界に入ったとの情報です」
「…もう副委員長じゃないわ?あの女はもうれっきとした犯罪者よ…我々に反逆したんだから」
「あ…すみません…!つい…」
「大体あの女は役職を嫌がって渋々に副委員長という役職を受けたんだからね」
「はぁ…」
「で、カルマの生まれ変わりのボウヤは?」
「はい、共に行動してる様です。カルマの女も同行しています」
「ふーん…」
私は頬杖をつく
「間違いなく、システムを破壊しに来たとしか考えられません」
「システムを破壊か…」
「どうします?」
どうするか…
あの女はしたたかで、計算高く冷静沈着…
そして、なによりその戦闘力の高さは極めて高い
「あの女はともかく、として…」
カルマだ
カルマを奪わないと私の計画は進まない…
「カルマを捕縛しなさい」
「カルマをですか?しかし、副委員長…あ、元副委員長がそばにいます…かなり難しい作戦かと」
確かに部下の言う通りだ
「その辺りは……そうね…マコトなら適任ね…」
「マコトなら…そうですね…彼女なら頭は切れます…早速連絡します」
部下がマコトに連絡を始める
「じきにこちらに伺うそうです」
「わかったわ…申し送りは私が直接やるわ…その方があの娘も喜ぶでしょ?あなたは下がりなさい」
「は…!」
そして、今いた部下と入れ替わりで呼びつけたマコトが入ってくる
「失礼しまーす♪」
「相変わらず元気ね…」
「えへへー♪だって委員長からのお呼びつけですから!それに私に重要な事を任せてくれるんですよね!?」
キャピキャピと喜ぶマコト
マコト…
見た目は茶髪でアクセサリーを身につけ、まるっきりギャルの女子高生
しかし、マコトはそこそこに使える
「でー、私にご用って何ですかぁ?」
「このボウヤを捕まえて来て欲しいの」
私はカルマの写真を渡す
「あら♪結構かわいー男の子♪」
「その男の子は…カルマよ…前に話したわよね?」
ーピクリー
マコトの顔色が変わる
「…へぇ…こんな可愛い男の子がカルマの生まれ変わり…」
「まだ完全には覚醒してないはずだから戦闘力は普通の人間と変わりはないわ」
「この子を捕まえれば良いんですね?」
「そう、それとこれ」
私はマコトにカルマの女の写真を渡す
「これは…?」
「カルマの女よ」
「この女の子はどうすれば?」
「……私達には特段必要は無いからね…好きな様にしなさい」
「ふふふ…分かりました…!」
ニヤリと笑うマコト
「あ、でも……副委員長…エリさんもいるんですよね?」
「ええ」
「エリさんかぁ…私苦手なんだよなぁ…性格キツイっつーか……ていうか、私じゃまともにやったら敵わないし」
「そこをあなたならなんとか出来そうだからお願いしてるのよ」
「そっか…ふふ♪何でもありですよね?」
ニヤリと笑うマコト
「えぇ…カルマを捕らえればね」
「分かりました…♪」
何でもあり
その言葉を聞くと嬉しそうにするマコト
「この女から…カルマを奪ったら楽しそう♪」
「ま、あなたに奪われたらショックでしょうね」
「あ、それってどういう意味ですかぁ?」
「そのままの意味よ…ていうか、カルマが一番ショックかもね」
そう、マコトには秘密がある
それにマコトの能力はかなり特殊だ
「ま、とにかく私は楽しませてもらいます♪」
ニコニコとするマコト
まぁ、マコトならエリの裏をかく事が出来るはず
とりあえずマコトに任せる事にする
エリ…
私に歯向かうとどうなるか
思い知らせてやるわ